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C++でファイルを読み込む。

この記事は2019年07月12日に投稿しました。

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目次

  1. はじめに
  2. C++でファイルを読み込む
  3. おわりに

ロベールのC++入門講座

ロベールのC++入門講座

1. はじめに

こんにちは、iOSのエディタアプリPWEditorの開発者の二俣です。
今回は業務で使用しているC++でファイルを読み込む方法についてです。

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2. C++でファイルを読み込む

C++でファイルを読み込む方法ですが、std::iftreamを使用します。

実装例

#include "pch.h"
#include <iostream>
#include <fstream>>
#include <string>

int main()
{
    // ファイル名を指定します。
    // 絶対パスか相対パスで指定します。
    // ファイル名のみの場合、カレントディレクトリのファイルが対象となります。
    std::string fileName = "test.txt";

    // ファイルを開きます。
    std::ifstream fin;
    fin.open(fileName, std::ios::in);
    
    // ファイルが開けない場合
    if (!fin)
    {
        // エラーメッセージを表示して終了します。
        std::cout << "ファイルが開けません" << std::endl;
        return -1;
    }

    // ファイルの終端まで繰り返します。
    std::string line;
    while (!fin.eof())
    {
        // 1行データを取得します。
        std::getline(fin, line);

        // 取得した1行データをコンソールに表示します。
        std::cout << line << std::endl;
    }

    // ファイルを閉じます。
    fin.close();
    return 0;
}

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3. おわりに

現在携わっているアプリケーションはMFCで作成しております。
そのためファイル操作はCFileクラスを使用しているのですが、一緒に作業している人はC++の標準ライブラリの方が好みらしく、ファイル操作もstd::iftreamを使用していました。

やさしいC++ 第5版 (「やさしい」シリーズ)

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紹介している一部の記事のコードはGitlabで公開しています。
興味のある方は覗いてみてください。

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