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SwiftのUITextViewでキャレットを行末に移動する。

この記事は2019年01月29日に投稿しました。

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目次

  1. はじめに
  2. SwiftのUITextViewでキャレットを行末に移動する
  3. おわりに

詳解 Swift 第4版

詳解 Swift 第4版

1. はじめに

こんにちは、iOSのエディタアプリPWEditorの開発者の二俣です。
PWEditorで使用しているSwiftのUITextViewでキャレットを行末に移動する方法についてです。

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2. SwiftのUITextViewでキャレットを行末に移動する

SwiftのUITextViewでキャレットを行末に移動する方法ですが、前回の

paveway.hatenablog.com

と、ほとんど同じような手順で3番だけ異なります。

  1. キャレットの現在位置を取得します。
  2. 文の全行をチェックし、キャレットがどの行にあるか求めます。
  3. 対象の行に対し、行末からキャレットの位置までのオフセットを求めます。
  4. オフセット分移動します。

キャレットの現在位置の取得は

paveway.hatenablog.com

で紹介したメソッドを使用します。

実装例

import UIKit
...
var textView: UITextView!
...
guard let range = textView.selectedTextRange else {
    // 範囲が取得できない場合、終了します。
    // 念のためのチェック
    return
}

guard let text = targetView.text else {
    // テキストが取得できない場合、終了します。
    // 念のためのチェック
    return
}

// 1. キャレットの現在位置を取得します。
let current = getCurrent(targetView, range: range)

// 2. キャレットがどの行にあるかチェックします。
//    enumerateLinesメソッドで取得される文字列に改行文字は含まれません。
//    全行をチェックし、各行の行頭の位置と行末の位置を求め、
//    キャレットの現在位置がその範囲にあれば、その行を対象行としています。
var first = true // 先頭行のみ処理するフラグ
var trail = 0    // 行末位置
text.enumerateLines() { (line, stop) -> Void in
    let lead: Int // 行頭位置
    if first {
        // 先頭行の場合
        // 行頭位置を0に設定します。
        lead = 0
        first = false

    } else {
        // 行頭位置を前行の行末位置+改行文字分に更新します。
        lead = trail + 1
    }

    // 行の文字数を取得します。
    // characters.countは現在deprecateのためそのうち修正します。
    let count = line.characters.count
    // 行末位置を更新します。
    trail = lead + count
    if lead <= currnet && currnet <= trail {
        // 3. キャレットがある行の場合
        //    行末位置から現在位置を引いた分をオフセットとします。
        let offset = trail - current

        // 4. キャレットをオフセット分移動します。
        let start = range.start
        let position = textView.position(from: start, offset: -offset)
        textView.selectedTextRange = textView.textRange(from: position, to: position)
        stop = true
    }
}

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3. おわりに

前述しましたが前回の

paveway.hatenablog.com

と、ほとんど同じような手順です。
そのため処理を共通化しようと思いましたが、当時は実装するので手一杯でそのままリリースしてしまいました。
いまさらですが、そのうちリファクタリングできたと思います。

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詳細!Swift 4 iPhoneアプリ開発 入門ノート Swift 4+Xcode 9対応

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紹介している一部の記事のコードはGitlabで公開しています。
興味のある方は覗いてみてください。

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