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SwiftでXLFormのプッシュ選択を使用する。

この記事は2018年11月10日に投稿しました。

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目次

  1. はじめに
  2. 前提
  3. XLFormのプッシュ選択を使用する
  4. おわりに

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1. はじめに

こんにちは、iOSのエディタアプリPWEditorの開発者の二俣です。
今回はPWEditorで使用しているXLFormライブラリのプッシュ選択の使用方法です。

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2. 前提

この記事を参考にXLFormを使用できるようにしておいてください。

paveway.hatenablog.com

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3. XLFormのプッシュ選択を使用する

この記事を参考にViewControllerを実装してください。

paveway.hatenablog.com

ボタンセル(row)の部分を、今回のプッシュ選択のセルに差し替えてください。

/**
 プッシュ選択のセルを作成する。
 */
func createSelectorPushRow() -> XLFormRowDescriptor {
    // タグを設定します。
    // 設定値は任意の文字列でかまいませんが、一意の文字列にしてください。
    let tag = "selectorPush"

    // XLFormRowDescriptorTypeをプッシュ選択とします。
    let rowType = XLFormRowDescriptorTypeSelectorPush

    // タイトルを設定します。
    let title = "プッシュ選択"

    // プッシュ選択のセルを作成します。
    let row = XLFormRowDescriptor(tag: tag, rowType: rowType, title: title)

    // 選択画面に表示する項目を設定します。
    // 例ではテーマの名前を設定しています。
    var themaNameList = [String]()
    themaNameList.append("Light")
    themaNameList.append("Dark")

    // 選択オプションオブジェクトリストを作成します。
    var selectotOptions = [XLFormOptionObject]()
    let count = themaNameList.count
    for i in 0 ..< count {
        let themeName = themaNameList[i]
        guard let option = XLFormOptionsObject(value: i, displayText: themeName) else {
            continue
        }
        selectotOptions.append(option)
    }
    row.selectorOptions = selectotOptions

    // 先頭が選択された状態にします。
    row.value = selectotOptions[0]

    // 選択画面で選択された時に呼び出されます。
    row.onChangeBlock = { oldValue, newValue, rowDescriptor in
        if let _ = newValue as? NSNull {
            // 同じ値が選択された場合
            row.value = oldValue
            return
        }

        // 新しく選択されたテーマの値を取得します。
        guard let optionsObject = newValue as? XLFormOptionsObject else {
            return
        }
        let formValue = optionsObject.formValue()
        guard let intValue = formValue as? Int else {
            return
        }
        print(intValue)
    }
    return row
}

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3. おわりに

プッシュ選択は、セルをタップすると選択項目がある別画面に遷移します。
項目を選択すると元の画面に戻ってきます。
前回紹介した

paveway.hatenablog.com

と同じ機能ですが、選択項目が多い場合プッシュ選択の方が使いやすいと思います。

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詳解 Swift 第4版

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紹介している一部の記事のコードはGitlabで公開しています。
興味のある方は覗いてみてください。

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