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SwiftのiCloudでファイルを削除する。

この記事は2018年07月18日に投稿しました。
この記事は2018年08月04日に更新しました。

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目次

  1. はじめに
  2. ファイル削除処理
  3. おわりに

[改訂新版]Swift実践入門 ── 直感的な文法と安全性を兼ね備えた言語 (WEB+DB PRESS plus)

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1. はじめに

こんにちは、iOSのエディタアプリPWEditorの開発者の二俣です。

今回はiCloudDocumentSyncライブラリを使って、iCloudでファイルを削除してみます。

PWEditorでは、iCloudDocumentSyncライブラリのドキュメントRemoving Documentsを参考にしました。

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2. ファイル削除処理

iCloudDocumentSyncライブラリで、iCloudからファイルを削除するにはdeleteDocumentメソッドを使用します。

このメソッドでディレクトリもファイルも削除できます。
ディレクトリを削除した場合、配下のディレクトリやファイルも削除されます。

deleteDocumentメソッドの引数withNameには、削除するディレクトリやファイルのパス名を指定します。
削除した結果はクロージャーで返却されます。
エラーがあればerrorオブジェクトが設定されます。

import iCloudDocumentSync

/**
 iCloudで、ディレクトリやファイルを削除します。

 - Parameter filePathName: 削除するディレクトリやファイルのパス名
 */
func deleteFile(_ filePathName: String) {
    // iCloudオブジェクトを取得します。
    guard let cloud = iCloud.shared() else {
        // iCloudが取得できない場合、処理を終了します。
        // 念のためのチェックです。
        // 必要に応じてエラー処理を行ってください。
        return
    }

    // ディレクトリやファイルを削除します。
    cloud.deleteDocument(withName: filePathName, completion: { (error: Error?) -> Void in
        if let error = error {
            // エラーの場合、処理を終了します。
            // 必要に応じてエラー処理を行ってください。
            return
        }
        
        // 正常終了の場合の処理を記述してください。
    })
}

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3. おわりに

iCloudDocumentSyncライブラリのファイル削除は、ドキュメントRemoving Documents通りに実装できると思います。

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現場のためのSwift4 Swift4.1+Xcode9.3対応

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紹介している一部の記事のコードはGitlabで公開しています。
興味のある方は覗いてみてください。

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