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SwiftのDropbox APIでファイル削除する。

この記事は2018年06月22日に投稿しました。
この記事は2018年07月20日に更新しました。

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目次

  1. はじめに
  2. ファイル削除処理
  3. おわりに

Swift 4プログラミング入門 iOS 11+Xcode 9対応

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1. はじめに

こんにちは、iOSのエディタアプリPWEditorの開発者の二俣です。

Dropboxでファイルを削除する機能の説明です。

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2. ファイル削除処理

Dropboxの削除はdeleteV2メソッドで行います。
引数は、削除するファイル名またはディレクトリのパス名になります。
ディレクトリの場合、配下のディレクトリやファイルごと削除されます。

PWEditorでは、削除前に確認ダイアログを表示して、削除確認を行ってから削除しています。

/**
 ファイルやディレクトリを削除します。
 
 - Parameter pathName: 削除するファイルまたはディレクトリのパス名
 */
func deleteFile(pathName: String) {
    gaurd let client = DropboxClientManager.authorizedClient else {
        // 認証済みクライアントオブジェクトが取得できない場合、処理を終了します。
        // 念のためのチェックです。
        // 必要ならばエラー処理してください。
        return
    }

    // ファイルまたはディレクトリを削除します。
    let _ = client.files.deleteV2(path: pathName).response { (result: Files.DeleteResult?, error: CallError<Files.DeleteError>?) in
        if let error = error {
            // エラーの場合、処理を終了します。
            // 必要ならばエラー処理してください。
            return
        }

        // 正常終了の場合の処理を記述してください。
    }
}

API Reference
deleteV2メソッド

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3. おわりに

PWEditorは、iCloud、Google Drive、One Driveの他のストレージも同じ機能を提供するため、それぞれのAPIを使用しています。
そのなかでDropboxのAPIがいちばん統一感があって、使いやすいです(たまに直感的ではないメソッド名もありますが)
先に説明したコピー、移動、削除のAPIは、ほとんど同じような命名で、同じような使い方なので、すぐに実装できました。

[改訂新版]Swift実践入門 ── 直感的な文法と安全性を兼ね備えた言語 (WEB+DB PRESS plus)

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